APA4200 アゼスト

APA4200 アゼスト

1995年、アゼスト(現クラリオン)のハイエンドアンプであるAPA4400の弟分として発売。
すでに20年以上も前の製品だが、いまだに根強い人気を誇っている。
1990年、クラリオンが老舗ブランドのマッキントッシュを傘下に収め、当製品もアメリカ工場にて生産された。 中身は丸々マッキントッシュであるとか、設計のみマッキントッシュだとか、様々な説があるが、20年以上経った現在も人気は衰えない。

APA4200 外観

ヒートシンクのフィンが並ぶシンプルな本体。5.8kgと結構な重さである。
 



APA4200 パワーガード

アメリカの老舗マッキントッシュとの技術提携によるパワーガードを搭載。(出力時のオーバードライブ歪を検知し、瞬時に入力レベルを抑え込み、基本波形を崩さずに歪部分(ピーク)だけを取り除く)



dAPA4200 側面

APA4200の側面。
非常にシンプルな構成、ゲイン調整と反対面にローパスフィルター調整あり。



APA4200 仕様

定格出力: 100W×2、50W×4、35W×2+110W×1
周波数特性: 10〜50,000Hz
高周波歪率: 0.02%
S/N比: 110db

APA4200 レビュー

当時のカーオーディオ雑誌には上位機種であるAPA4400と共に度々特集が組まれ、名機と謳われていた。
中低音重視の設定で、強く太くといった印象。ギターやピアノのソロ部分では、瑞々しく力強く元気に鳴ってくれる。解像度や繊細さといったことよりも、暖かさ・雰囲気に重点を置いた設計であろう。
そういった部分はマッキントッシュのアンプとイメージが重複する感もある。
小さなリスニングルームで音楽を聴いているようなイメージ。高音は伸びや広がりは今一つに思うが、低音に関してはきれいに、しっかりと鳴らしてくれる
特に無音から一気に音が広がる瞬間は素晴らしく思う。
スペック的にはそれなりであるが、徹底したノイズ対策が影響しているのだろうか・・・。

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